Twitterでも仕事効率化を発信しているNAEさん(@naework)の著書、
外資系コンサルは「無理難題」をこう解決します。
を読んだので僕なりの感想と紹介を。
購入した理由
実は、この本は自分で買ったのではなく、著者であるNAEさんにいただきました。
著者から直接本をもらうことを献本と言いますが、自分が献本してもらったのは今回が初めてで、とても嬉しい…!
ネットを通じた出会いによって普段自分が手に取らない本を読めたという貴重な経験をし、今後もネット上での付き合いも大切にしていきたいと思いました。
この本を読んでほしい人
ジャンルで言うと、この本は仕事論に属すると思います。
- これまで勢いとノリで勝負してきたんだ俺は
- 部下の指導の仕方もノリ。ロジカルに答えろと言われても…
- まだ若手のコンサルタントだけど、論理的な思考を身に着けたい!
といった方におすすめ。
少なくともコンサルタントを名乗るのであれば、必ず読んでおきたい一冊だと思います。
ただ一つ注意してほしいのは、この本の中に読むだけで劇的に仕事が効率化する裏技的な要素はありません。
というか、そんな裏技を望むようではいつまで立っても効率化しないぞ!
「生産性を高めたければ、無理難題に挑め」
NAEさんは、外資系のコンサルタントであり、いわば問題解決のプロです。
仕事で無理難題(むちゃぶり)を振られたときこそ、仕事の効率化やコミュニケーションの基本を大切にすべきと著者は言います。
これはすごい納得。
急な展開になったときはどうしてもテンパってしまいがちで、目の前の課題に必死になっちゃう。
そんなときこと広い視野で無理難題を眺め、成長のチャンスにしたいものだ…
印象に残った箇所
「仕事を速くこなす=作業スピードを上げる」ではない
気にしないとやっちゃうミス。
仕事を振られた時は、いきなり猛スピードで作業するよりも、一旦全体の流れを把握した上で取り掛かったほうが、結果として速く終わります。
そもそもこの仕事はなんのためにするの?え?
という疑問を持つことが大切。
僕ら理学療法士は「患者さんを治すこと」が仕事だと思いがちですが、もっと大きく経営的な目線で見ると、「病院が儲かるため」に動かなければなりません。
患者さんを治すことで病院の評価はあがり、利益も増える。
よって「治療する」は目的ではなく手段、ということになります。
このように行動の前に一旦考えるクセをつけたいと思いました。
相手に伝えるためには「感情」が必須
誰かと議論するたびに、自分の意見をロジカルに詰めて合理的で整合性の取れた発言しかしない僕。
なんでわかんないかなー(ばーか)
と思っていましたが、バカは僕の方だったみたいです。はい。
相手に伝えたい事がある場合、言っている内容の正しさだけでなく、感情を動かすストーリーを交えることが大切だということ。
話している内容が論理的すぎると、聞き手がイメージを持ちにくい。
イメージできないと伝わりにくい。
しっかり心に刻みました。大反省。
余計なことは一言も言わない
グサッとくるフレーズです。
僕自身、話すことは得意であるがゆえに、話さなくても良いことまでガンガン話してしまいます。
沈黙を恐れて間を埋めることもしばしば…
こちらが良かれと思って伝えた内容でも、聞き手にとっては混乱する原因になるかもしれない
と気づくことができました。
伝えたいことを1つに絞り、余計なことは一言も言わない。
今までの習慣を変えるのには時間がかかると思いますが、意識して発言したいと思いました。
まとめ
サッカーしかしてなかった人が、急に野球でホームランが打てるわけもなく、日本語しか話してなかった人が、急に英語を話せるわけもなく、お金を使ってしかなかった人が、急に稼げるようになるわけがない。その人は、なぜホームランが打てるのか、なぜ英語が話せるのか、なぜ稼げるのか、理由を考える
— 我が肺 (@u_throw) November 29, 2017
と過去につぶやいていましたが、急に富や知識が手に入る、なんてことはありません。
- 「これをすればOK」といった魔法の杖はナッシング
- 全ては基本の積み重ね
- 無理難題を利用して成長したい
それでも魔法の杖は欲しい…とか思ってないから!!!